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業界動向 2018.07.30

大阪の守口市にVR ZONEオープン、ワンピースのキャラたちがVTuberに – 週間振り返りVR/AR/MRニュース

今週は、TVアニメ「ワンピース」の声優が、バーチャルYouTuberとなったキャラクター達を演じるニュースが話題を集めました。ルフィ役の田中真弓さんとウソップ役の山口勝平さんに合わせ、CGキャラクターが活き活きと動く様子は、アニメとして演じられたキャラクターとはまた違った面白さがあります。

また、VR/AR/MRを体感できるアミューズメント施設「namcoイオンモール大日店」が、2018年7月27日(金)に新装オープンしました。「VR ZONE Portal」で体験できるVRアクティビティに加え、MR/AR技術を使ったアトラクションが楽しめます。

本記事では、先週Mogura VRで掲載したニュースから注目記事をピックアップ。VR/AR/MRの「いま」を、皆さんにギュッと縮めてお届けします。

大阪・守口市にVR体験施設「VR ZONE」オープン、AR/MRアトラクションも設置

株式会社バンダイナムコアミューズメントが運営するアミューズメント施設「namcoイオンモール大日店」が、2018年7月27日(金)に新装オープンします。VRアクティビティが体験できる「VR ZONE Portal」をはじめ、AR(拡張現実)やMR(複合現実)が楽しめるゾーンなど、新しいスタイルのエンターテインメント施設となります。

「VR ZONE Portal」は、2017年7月に東京・歌舞伎町にオープンした「VR ZONE SHINJUKU」の小型店舗として位置づけられています。体験できるVRアクティビティは展開先の地域に応じて2種類から4種類ほど設置されます。

VR ZONE Portalは、2018年3月時点で全国21店舗に展開。これまでVR体験施設は東京都やその近郊に設置されるケースが多かったのに対し、これにより各地で本格的かつ高クオリティなVRを体験できるようになりました。

「ワンピース」のルフィとウソップがVTuberに! 実際の声優が演じる

TVアニメ「ワンピース」のポータルサイト「ONE PIECE.com」は、7月22日の「ONE PIECEの日」を記念して、本作の「ルフィ」と「ウソップ」がバーチャルYouTuber(VTuber)として登場する動画を投稿しました。ルフィ役の声優・田中真弓さんと、ウソップ役の山口勝平さんが、それぞれのCGキャラクターを動かしています。

実際の声優さんが声をあてながら動いている様子は全く違和感が無く、まるでリアルタイムで進行するアニメを見ているような感覚になります。動画ではダンスやアニメの名シーン再現、ジェスチャークイズなどを行っており、ファン必見の内容となっています。

VR対応PCは全世界で5,000万台超が存在、約3年で4倍に

Oculus RiftやHTC ViveなどのハイエンドなVRヘッドセットを使用するためには、必要なスペックを満たしたPCが必要です。初期投資には1,200ドル(約13万円)かかるとも言われ、VRの普及を妨げる一因と考えられています。

しかし昨今ではGPUの処理能力向上や価格低下も進んでおり、実際には「VR Ready(VR対応)」のPCが、予想以上に普及していることがうかがえます。メディアRoad to VRが推計したところ、ゲーム販売プラットフォーム・Steamユーザーのうち、およそ5,360万人がVRに必要なスペックを満たしたGPU搭載のPCを所有しているようです。

サンプルデータによると、Steamユーザーの内26.32%がVR対応のGPUを搭載したPCを使用。また過去のデータ及び現在のコンカレントユーザー数から、最新のアクティブユーザー数は2億360万人と推計しました。このアクティブユーザー数とVR対応のPC比率から算出したのが、5,360万という数字になります。

これは、2017年にリサーチ企業のSuperdata社が発表した売上推計台数、HTC Viveが約66万台、Oculus Riftは約38万台という数字と比較して、文字通り“桁違い”な数です。両社にとっては、VRヘッドセットの潜在顧客がこれだけ存在するという良いニュースでしょう。あとはユーザーに、自分のPCでVRをプレイできると気付いてもらうだけです。

Pixivの3Dキャラ作成ツールをバーチャルアーティストが試す、動画が公開

ピクシブ株式会社が2018年7月末にリリース予定の3Dキャラクターメイカー「VRoid Studio(ブイロイド スタジオ)」。お絵描き感覚で髪の毛をデザインできる機能や無償利用できること、大手イラストSNSを運営するピクシブ主導であることなどから話題を呼んでいます。

今回、バーチャルアーティストである鴨見カモミ氏は、このVRoid Studioを実演・紹介する動画を公開しています。バーチャルアーティストがバーチャルキャラクターメイカーの使用感をチェックするという、独特の動画になっています。

公開された動画では、鴨見カモミ氏がVRoid Studioを使用してキャラクター髪やメイクを描く実演をしています。動画を見てみると、筆を滑らせ実際に絵を描くように髪の毛の3Dモデルを制作しています。また、髪の毛の太さや厚さは後から編集でき、ヘアカラーも簡単に変更できるようです。


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