ピクシブ株式会社が2018年7月末にリリース予定の3Dキャラクターメイカー「VRoid Studio(ブイロイド スタジオ)」。お絵描き感覚で髪の毛をデザインできる機能や無償利用できること、大手イラストSNSを運営するピクシブ主導であることなどから話題を呼んでいます。
今回、バーチャルアーティストである鴨見カモミ氏は、このVRoid Studioをを実演・紹介する動画を公開しています。バーチャルアーティストがバーチャルキャラクターメイカーの使用感をチェックするという、独特の動画になっています。
バーチャルアーティストが実演で紹介
公開された動画では、鴨見カモミ氏がVRoid Studioを使用してキャラクター髪やメイクを描く実演をしています。動画を見てみると、筆を滑らせ実際に絵を描くように髪の毛の3Dモデルを制作しています。また、髪の毛の太さや厚さは後から編集でき、ヘアカラーも簡単に変更できるようです。
(描こうとしているブラシの形状が3Dモデルに合わせて分かりやすく表示)
(色などは、リアルタイムに反映されるため様々な角度から確認が可能)
7月9日には公式Twitterより「VRM対応の表情セット」が開発中と発表されています。表情セットについての詳細は発表されていませんが、動画を見るとスライダーを動かすだけで、アバターの「口角を上げる」、「眉を下げる」といった操作が可能。表情を簡単に、しかも細かく変えることができるようです。
なお、VRoid Studioは先行クローズドベータの提供も予定しており、公式サイト下部の応募フォームで募集を開始しています。
鴨見カモミについて
「鴨見カモミ」氏はこれまでpixivやcomico等でイラストレーター・漫画家として活動していました。6月12日、バーチャルアーティストとして活動していいくことを発表しており、「クリエイティブの新境地(フロンティア)を目指して活動していく」と話しています。
また、鴨見カモミ氏が福島県の国際アート&デザイン大学校において、イラスト科の講師を行うことも発表されています。pixiv Sketch LIVEを利用し、作品の添削やコメントなどの双方向のコミュニケーションでリアルタイムに教えるとのことです。
(参考)
pixivision