ロンドンを拠点とするスタートアップVividQは、33万4,000ポンド(約4,600万円)の資金調達を行いました。同社は「ホログラフィックヘッドセット」のプロトタイプ化を目指し、研究開発に資金を投入します。
可変焦点な3Dホログラム
VividQが手掛けるのは、3D映像を投影するソフトウェアです。画像表現に必要な3Dシーンの深度情報を維持し、「現実に存在するものと同様、自然に焦点を変えながら見える」としています。さらに同社ソフトウェアの特長は、こうした高画質な映像をリアルタイムで、スタンダードなGPUを使い処理できる点です。
英政府ほか東大ベンチャーキャピタルからも
今回の資金は、英政府のイノベーション産業助成機関「イノベートUK」からのグラントによるものです。調達した資金を用いて、最新のソフトウェア技術をデバイスで実現。世界初のホログラフィックヘッドセットのプロトタイプを開発します。
公式サイトによれば、同社はこれまでにも東京大学エッジキャピタルパートナーズといったベンチャーキャピタルから資金提供を受けています。
(参考)The VRARA