フィンランドのテクノロジー企業Varjoは、ウクライナ軍への支援を拡大を発表しました。あわせて、対ドローン作戦の訓練に特化したXRシミュレーターの提供を開始しています。
このシミュレーターは「Horizon Guardian」と呼ばれ、オーストラリアのテクノロジー企業Applied Virtual Simulationがウクライナ戦争への直接的な対応として開発したものです。
Varjo XR-4シリーズのヘッドセットと統合されており、一人が一人称視点(FPV)ドローンを操縦し、もう一人が銃器でそれを無力化するという内容になっています。ウクライナにおける死傷者の70〜80%がドローンによるものとされており、Horizon Guardianは最前線の兵士が直面するプレッシャー・音・ペースを再現するよう設計されています。
Horizon Guardianは現在、オーストラリア国防軍との試験運用が進められているほか、ウクライナでも兵士のドローン戦訓練に活用されています。
Varjoはこれ以前にも、ウクライナ軍の訓練支援を進めてきました。今年初め、ノルウェーのナンセン・プログラムの一環として、Fynd Realityとのパートナーシップを通じてXR訓練システム39台をウクライナに納入しています。これらはレオパルト2A4戦車を含む陸上車両の習熟・手順・メンテナンス訓練に対応しています。2024年にはチェコの企業Dogfight Bossと協力し、Varjo XR-4シリーズを搭載したF-16戦闘機用の複合現実コックピットシミュレーターもウクライナに届けました。
ウクライナの国立工科大学「KhPI」が実施した調査では、XRシステムの訓練効果が示されています。士官候補生の65%がXRベースの訓練を最も効果的なプラットフォームと評価し、67%がVRとデジタルツールによって職務上の責任を最もよく理解できたと回答しています。
VarjoのCEOであるティモ・トイッカネン氏は次のようにコメントしています。
「ウクライナ戦争で展開された戦術と技術は絶えず進化しており、軍の作戦インフラに統合された訓練能力の必要性が浮き彫りになっています。これにより、人員が過去の紛争ではなく、今日の紛争の現実に対応できるよう訓練することが可能になります。Varjoの複合現実技術は、ウクライナにおける実際の作戦上の課題を解決しており、Applied Virtual Simulationの最新の対UASシミュレーターは、準備と現実のギャップを埋める軍事訓練ソリューションを設計する上で、俊敏性、革新性、そしてスピードが必要であることをさらに示しています。」
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画像提供: SensoraLab
参考
先方提供資料


