フィンランドのXRハードウェアメーカーVarjoは2026年3月31日、ウクライナ軍向けXR訓練プログラムに技術プロバイダーとして採用されたと発表しました。ノルウェーのXR企業Fynd Realityが主導するプログラムの一環です。
ウクライナ軍では稼働可能な車両のほぼすべてが前線に投入されています。兵士が配備前に実機で訓練する機会は極めて限られており、即戦力の育成が大きな課題でした。今回のXR訓練はその解決策として導入されています。
訓練にはVarjoの「XR-4 Secure Edition」ヘッドセットと、Fynd RealityのプラットフォームFynd COREを使用。車両の操作手順・整備・習熟といった複数の訓練内容をカバーします。システムはノルウェー最大の支援プログラム「ナンセン・プログラム」を通じてウクライナへ届けられました。プロジェクト総額は約8,250万ノルウェークローネ(約13億5,600万円)で、すでに第一弾が納入済みです。
Varjo CEOのTimo Toikkanen氏は「安全な訓練環境へのアクセスが制限されているウクライナで、XR訓練は実際の運用上の課題を解決している」と述べました。Fynd Reality CEOのKnut Henrik Aasによると、同訓練により基礎知識から実用レベルまでの習得速度が従来比4倍になるとのことです。
ウクライナ軍の教官は「短いXR訓練セッションの後、士官候補生でも実際の戦車内で基本手順を実行できる」とコメントしています。
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