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業界動向 2021.10.21

米陸軍の最大2兆円規模「HoloLens 2」導入が延期、2022年9月予定へ

2021年10月14日、米陸軍はマイクロソフト社製MRデバイス導入の延期を発表しました。同社の「HoloLens 2」をベースとしたMRデバイスは、2022年9月までに配備される予定です(当初は2021年9月末より導入を予定)。

最大2兆円以上の契約、HoloLens 2を10万台

最大218億8,000万ドル(当時約2.4兆円)にのぼるこの契約は、2021年3月に結ばれたものです。米陸軍が導入を計画しているのは「Integrated Visual Augmentation System (IVAS)」と呼称されるシステム。「HoloLens 2」10万台を導入予定で、契約期間は10年間です。
ヘッドセットにはナイトビジョンやサーマルビジョンの強化、その他の不特定多数の状況認識機能を備えています。さらにセンサーが搭載され、兵士が実際に人命を危険にさらす前に脅威を見極めることができるようになります。

米国防総省の監察官は10月4日、IVASシステムの監査を開始し、「陸軍当局が能力要件とユーザーのニーズを満たす統合視覚補強システムのユニットを生産し、実戦投入しているかどうかを判断する」と述べました。

(参考)ReutersWindows CentralDoD(PDF)


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