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業界動向 2018.09.05

ピクシブとSHOWROOM、「VRoid Studio」活用のバーチャルタレントプロジェクト開始

株式会社TWIN PLANET、ピクシブ株式会社、SHOWROOM株式会社は、ピクシブ社から7月にリリースされた3Dキャラクターモデル制作ツール「VRoid Studio(ブイロイド・スタジオ)」と人気イラストレーター、そしてライブ配信者/声優を掛け合わせたバーチャルタレントを輩出するプロジェクト「AVATAR2.0」の開始を発表しました。

「AVATAR2.0」概要

「AVATAR2.0」は、ピクシブが7月にリリースした人型アバター(キャラクター)の3Dモデルを簡単に作成できるキャラクターメイカー「VRoid Studio」初のコラボレーション事業として、ツインプラネット・ピクシブ・SHOWROOMの3社が共同で行うプロジェクトです。バーチャルタレントのデザイン、ライブ配信者/声優の育成、公開配信まで一貫して手がけ、3社が持つ強みを掛け合わせ新IPを創出していくとのこと。

ツインプラネットはこれまでSHOWROOM上で数々の人気配信者を発掘・育成してきた実績を活かし、ライブ配信者/声優のマネージメントを担当。ピクシブがイラストレーターと共に「VRoid Studio」でこれまで平面上にしか表現されていなかったキャラクターを3D空間上で立体化し、生み出された新3DキャラクターたちはSHOWROOMのスマホ向け新アプリ「SHOWROOM V」で仮想ライブ空間「SHOWROOM」にアップロードされ、バーチャルSHOWROOMERとして配信されます。「SHOWROOM V」は、VR向けの人型3Dアバターデータを取り扱うためのファイルフォーマット「VRM」にも対応します。

プレスリリースによれば、本事業により「従来3Dキャラクターを1体製作・運営するためにかかっていた年間数百万~数千万円のコストが大幅に軽減され、3Dキャラクターを誰でも気軽に創作・配信することが可能になる」としています。

「VRoid Studio」の活用による、3Dキャラクターの創出領域の拡大

ピクシブは、誰もが自分のキャラクターを持ち、キャラクターを使った作品作りやVR/AR空間でのコミュニケーションを楽しめる世界の実現を目指す「VRoidプロジェクト」を行っています。「AVATAR2.0」では、イラストレーターとライブ配信者/声優が共にバーチャルタレントを生み出す機会を提供することで、「一人のクリエイターの力では実現が難しかったバーチャルタレントの創作をより手軽に楽しめるものに変えていきたい」としています。

VRoidプロジェクトでは、クリエイターによる3Dコンテンツの創作への挑戦をテクノロジーの力で応援するさまざまな取り組みを行っていくとのことです。

(参考)ピクシブ株式会社 ニュースリリース


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