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活用事例 2019.07.29

現地で江戸時代の津和野城をVR体験、凸版印刷

凸版印刷株式会社は、江戸時代初期の島根県・津和野城を再現するVRコンテンツを制作しました。現在は石垣しか残っていない津和野城の最も荘厳だった頃の姿を見ることができます。

本コンテンツは島根県鹿足郡津和野町が推進する、「津和野町歴史文化基本構想活用観光拠点形成推進協議会」の文化財活用による津和野活性化事業の一環で制作したものです。凸版印刷のGPSと連動した体験型VR観光アプリ「ストリートミュージアム」で体験が可能です。

津和野城は、吉見頼行が元寇に備えて1295年(永仁3年)に築城したのが始まりで、約300年間吉見氏の居城として使用されました。その後、関ケ原の合戦で手柄を挙げた坂崎出羽守直盛が入城し改修を開始。その後、鳥取県鹿野城を治めていた亀井政矩が入城し、改修を引き継いだとされています。

位置情報と連動したVRコンテンツで歴史を体験

「ストリートミュージアム」は位置情報と連動してその土地その場所ならではの歴史体験ができるアプリとなっており、現地で実際の城跡を見ながら当時の姿を体験できます。VRコンテンツ「VR津和野城」では、日本遺産および日本100名城にも登録されている津和野城を凸版印刷のVR技術で再現。津和野城内の天守や人質櫓などの様子を6ヶ所と、津和野藩庁を津和野川の対岸から眺める1ヶ所の計7ヶ所をVRで見ることができます。

また「ストリートミュージアム」では、現代地図の上に古地図を重ねて見ることができ、江戸時代の町並みを確認しながら、実際の町めぐりも可能です。江戸時代の津和野を描いた「日本遺産・津和野百景図」も本アプリで見ることができるため、より津和野城の魅力を感じることができます。

(参考)凸版印刷株式会社 プレスリリース


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