スウェーデンのTobii(トビー)社は、視線追跡(アイトラッキング)デバイス「Tobii Proグラス2」の開発や販売を行っています。同社は「Tobii Proグラス2」の機能はそのままに、新たに2つの製品「ヘルメットバージョン」と「インテグレーションバージョン」を発表しました。これにより、様々な状況で視線計測を行うことができます。
頭部を守るヘルメットに適応
「Tobii Proグラス2 ヘルメットバージョン」は、頭部保護が必要となる場面でのアイトラッキングに適合するようカスタマイズされています。 現場での頭部保護が義務付けられている建設や鉱業、電力、林業などのアイトラッキング調査に対応しています。
またアイスホッケーや野球、アメリカンフットボールなどのスポーツや、トレーニングおよびパフォーマンス評価のツールとしての活用も考えられています。
アイトラッカーを組み込める製品
「Tobii Proグラス2 インテグレーションバージョン」は、アイトラッキングに必要なセンサー部分のみをヘルメットなどに取り付けることができます。本製品には取り付け用インターフェイスと調整可能なフレックスケーブルが備えられており、スムーズに装着できるとのこと。
トビー社はサンフランシスコで開催した「GDC2018」にて、視線追跡技術の活用例や、同技術がもたらすVR/ARの未来についても語っています。