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活用事例 2019.12.11

大気汚染をARで可視化 目の前にPM2.5が現れる新しい報道

AR活用を進める米国の大手新聞社ニューヨーク・タイムズ(NYT)から、新しいコンテンツが登場しました。今回のテーマは「大気汚染」。世界の都市の汚染状態を目で見て、現実問題としての直視を促すものです。

現実空間に汚染物質が登場

水質、土壌、大気等の汚染は、我々の生活に深刻な問題を投げかけています。このうち大気汚染だけでも、人類の9%、年間約500万人の死因となっています。

NYTの記事“See How the World’s Most Polluted Air Compares With Your City’s” はARアプリと連動し、読者へこの問題を鮮明に届けます。モバイル端末を通して浮かぶのは、現実の空間に漂う黒い粒子。データを元に、大気の汚染レベルを表しています。

アプリや公式サイトでは、自分の現在地に近い都市や、世界各地の汚染状況を表示可能です。

目にすることで問題を実感

最も危険なレベルにあるインドのニューデリーを選べば、視界を遮るほどの黒い粒子が押し寄せてきます。
なかなか実感の伴わない環境問題を、実際に目にすることで身近に感じてもらう。そして、より真剣に考えてもらうことが、NYTの狙いです。

ニューヨーク・タイムズのARに関する取組は下記の記事でも紹介しています。

参考)VRScout
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