米国の大手ゲーム会社テイクツー・インタラクティブ・ソフトウェアが、フェイシャルモーションキャプチャー技術のDynamixyzを買収しました。
今後はテイクツーのみへ技術提供
Dynamixyzは2010年創業。動画に映ったアクターの顔をキャプチャし、3Dキャラクターに反映させる技術を手掛けていました。トラッキング用のマーカーは用いず、ビデオベースでオフライン、リアルタイム双方のフェイシャルキャプチャが可能。アニメーションデータを3ds MaxやMayaのような3DCGツールに出力するほか、Unity、Unreal Engineにも対応しています。
下記公式動画にも見られるように、これまでに多くのゲームや映像コンテンツで利用されてきました。
しかし買収に伴い、公式サイト等で扱っていたソフトウェアとヘッドマウントカメラの販売は停止しています。今後はテイクツーと傘下のスタジオのみに、技術を提供するとのこと。
テイクツー子会社のロックスター・ゲームズは世界的に大人気の「Grand Theft Auto」(GTA)、「レッド・デッド・リデンプション」などを、同じく子会社の2K Gamesは「NBA2K」、「シヴィライゼーション」、「ボーダーランズ」など超大作シリーズで知られています。
過去にも買収事例
キャラクターにリアルな動きを与える、モーションキャプチャやフェイシャルキャプチャ技術。これまでにもEpic Gamesらが、関連企業の買収を行っています。
(参考)CG Channel