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VRで歩いて全方位に移動できる『Strider VR』

ドイツの企業Pathbenderは、バーチャル空間内で自由に歩き回れるデバイス『Strider VR』を発表しました。本デバイスを使用して、ユーザーは同じ方向を向き続けたままバーチャル空間で様々な方向に移動できる他、モーションセンサーを使用して身体の動きをトラッキングして、コントローラーを使用せずにコンテンツ操作ができます。

『Strider VR』とは

『Strider VR』はマイクロソフトのモーショントラッキングセンサー『Kinect 2』と併せて使用します。ルームランナー型のデバイスには複数のボールが仕込まれており、ユーザーはヘッドセットを装着してこの上を歩くことで、バーチャル空間内を360度、全方位に移動することができます。

ユーザーの動きに応じてデバイスのボール部分が可動するため、ユーザーはバーチャル空間の中でどの方位を向いても、デバイス上では同じ方向を向き続けることができます。そのため、狭い場所や人が大勢いる場所など、使用できる範囲が限られている環境などで活用できます。

また、ユーザーの動きは『Kinect 2』を用いてリアルタイムでトラッキングするためコントローラーを手に持つ必要がなく、ハンズフリーでバーチャル空間内のオブジェクトに触れたり、操作することが可能です。

https://www.youtube.com/watch?v=UZP942aP9AM

開発者版がリリース

『Strider VR』は現在開発者版がリリースされており、デバイスとサンプルのソフトウェアを同梱したバージョンが公式サイトにて入手可能です。(同時に使用する機材としてMicrosoft Kinect 2、VR対応PC、そしてヘッドセットが必要です)

本デバイスは1.20m x 1.05m x 0.15m(長さ x 横幅 x 高さ)で重量は59kg、最高時速6㎞での移動に対応しており、ランニングやジョギングには未対応とのこと。

デバイスには課題も

『Strider VR』はまだ開発者版で、現時点ではユーザーの「歩く」行為のみに対応しているとのこと。走ったり、ハイペースで展開するシューティングゲーム等で、様々な方向に素早く振り向く動作には未対応で、急な方向転換を行うと違和感を感じてしまい、ゆっくりとした動作で行う必要があるとのことです。

現在、バーチャル空間内での移動を、現実世界で行うように再現する技術は複数開発されています。たとえば米国のVirtuix社が開発したトレッドミル型の『Omni』は歩いたり、走ることに近い感覚を再現するデバイスで、こちらは日本での販売を開始しています。またオーストリアのCyberith社も同様に、座ったり、跳ぶことができるコントローラー『Virtulizer』を開発しています。

(参考)
Road to VR / Strider VR is an Intriguing New Omnidirectional Treadmill Solution(英語)
https://www.roadtovr.com/strider-vr-intriguing-new-omnidirectional-treadmill-solution/

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