米国ポートランドのARスタートアップStreemは、680万ドル(約7.5億円)の資金調達を行い、英国の大学発スタートアップを買収しました。
スマホ向けARのStreem
Streemは、モバイルARプラットフォームの開発を行っています。同社が提供するのは、家の中の修理やメンテナンスに役立つスマートフォン向けツールです。
ユーザーが修繕の必要な箇所にスマートフォンをかざし、業者と状況を共有。遠隔でアドバイスを受けたり、実際に修理に訪問する前に、業者が正確な準備を進めたりするのに役立ちます。現場への訪問を最小限に抑えられるため、時間や費用の節約に繋がるのがメリットです。
680万ドルの資金調達
同社は過去にも170万ドルの資本を導入しており、今回のラウンドでは870万ドル(約9.6億円)が目標。2018年12月時点で、680万ドルまでの調達に成功しているということです。
またStreemは、ケンブリッジ大学からのスピンアウト企業Selerioを買収しました。Selerio社は3名のメンバーからなる小規模のスタートアップで、カメラが対象の大きさ、明度、位置や向きを計測できる技術を手がけています。買収の金額は明らかになっていません。
(参考)OREGONLIVE