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2台のレンズを高速回転し3D360度映像をライブストリーミング スタンフォード大が開発

360度動画の中でも、左右の眼のために視差のあるステレオ360度動画は、VRデバイスで視聴すると奥行きがあるように感じられ、没入感を深めます。アイドルをテーマにした360度動画などでステレオ撮影されたVRコンテンツが配信され、まるで眼の前に人がいるような実在感は、初めて体験した人を驚かせるものです。Insta360 Proなどの360度カメラを使えば比較的簡単に撮影ができるようになっています。

しかし、現在、ステレオ360度カメラで撮影した映像のライブストリーミングは、技術的な問題により2D画面での視聴に限定されています。米スタンフォード大学の研究チームは、VRで見ると没入感の高い視差つきの3D映像をキャプチャし、処理負荷をかけることなくライブストリーミングできるVRカメラ技術『SpinVR』を開発しています。

ライブ配信が難しいステレオ360度撮影

従来のステレオ撮影が可能な360度カメラでは、撮影後に各レンズで撮影された映像を貼り合わせ左右の眼のための2本の映像を作る「オプティカルフロー」という後処理が必要です。このプロセスがあるために、現在、録画した動画はあれどステレオ360度でのVR向けライブストリーミングの例はありません。

Facebookのステレオ360度撮影システムSurround 360では1秒間に17GBのデータが撮影され、動画全体を処理するには通常のPCでは数日から数週間が、データセンターでも数分から数時間がかかります。

『SpinVR』について

VRカメラシステム『SpinVR』はスタンフォード大学の研究チームであるComputational Imagingが開発、発表しました。これは360度の映像を3Dでキャプチャしてライブストリーミングを可能にするシステムです。

https://www.youtube.com/watch?v=_JNgC7Tbr0Y

『SpinVR』は高解像度センサー、魚眼レンズ、スリップリングなどのコンポーネントを高速回転することによって、全方位ステレオ(ODS:Omni-Directional Stereo)での映像キャプチャが可能になります。


結果として、本システムでは没入感の高い3D映像をキャプチャすることが可能になり、フレームレート5fpsで最大8192 x 4096ピクセルの映像をライブストリーミングすることができます。

『SpinVR』は11月27日からバンコクで開催される、コンピューターグラフィックスのカンファンレンスであるSIGRRAPH Asia 2017にてデモ展示を行う予定です。

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