10月27日、SpAItialはワールドモデルEcho-3を発表しました。同時に、Echo-3を使うSpAItialアプリの提供も始まっています。iPhoneで撮影した映像をもとに、実寸大の3D環境を作り出せるのが特徴です。
撮影に必要なのはiPhoneだけで、追加のカメラや三脚は使わず、長時間のスキャンも要りません。同社によると、数分ほどで空間の撮影が終わるとのことです。
同社の前モデルEcho-2は、写真1枚やパノラマ画像から3D空間を生成するものでした。これに対しEcho-3は、より詳しい撮影データから実在の場所を再現します。
また、一般的なスマートフォンでの短い撮影では、どうしても映らない面が残るという課題があります。そこでEcho-3は、撮影できた部分をそのまま生かしたうえで、欠けた部分を周囲に合わせて補う仕組みを採っています。
こうして再現された空間は実寸に基づいており、寸法や距離が実際の場所と一致します。撮影対象は住宅や教室から工場、設備、屋外まで幅広く、複数フロアにまたがる空間にも対応しています。
仕上がりについて、同社は他アプリとの比較映像も公開しました。同じ場所をPolycam、KIRI Engine、Niantic Scaniverseでも再現して並べたものです。同社によれば、SpAItialでは表面が鮮明に再現され、空中に浮いた破片(フローター)は見られなかったといいます。
Echo-3は今後、企業向けにAPIでも提供される予定です。これにより企業は、自社の製品や業務に3D再現の機能を組み込めるようになります。用途としては、不動産の可視化やシミュレーション用データの作成、AIエージェントによる空間の理解と編集が挙げられています。
SpAItialアプリは現在、App Storeで配信中です。サブスクリプション制で、初月は無料で利用できます。Android版も近日対応予定です。

