2026年10月、ソニーは空間コンテンツ制作ソリューション群「XYN」のアップデートを日本と米国で提供開始しました。
XYNは、現実の物体や空間を3DCGアセットに変えるソフトウェアとハードウェアをまとめたソリューション群です。
今回のメインとなるアップデートは、ミラーレス一眼カメラやiPhoneなどで撮影した複数の画像から、独自のアルゴリズムを用いてフォトリアルな3DCGアセットを生成する技術です。クラウドアプリケーション「XYN Spatial Scan」で利用可能な、独自の生成技術「XYN Venusアルゴリズム」を強化しており、反射や光沢、複雑な形状の質感まで忠実に再現します。入力できる画像は最大500枚。品質はベーシック、エンハンスド、アドバンス、エクストリームの4段階から選べます。
従来の3D生成技術である、フォトグラメトリや3Dガウシアン・スプラッティングとは異なるアルゴリズムを活用したものであり、上記2種で苦手とされてきたガラスの透明感や、階段の柵などの細い物体まで精巧に3Dで表現できます(データの容量は、4段階の品質オプションによって変動するとのこと)。
生成範囲はバウンディングボックスで指定でき、狙ったオブジェクトだけを取り出せます。処理はクラウドで完結するため、手元のPC性能に左右されません。ブラウザ上でプレビューし、PLY形式でダウンロードする流れです。
撮影を支援するスマートフォンアプリ「XYN Spatial Scan Navi」には、オブジェクト:アシストモードが追加。被写体のサイズに合わせてスキャン範囲を指定し、そのうえで、距離を一定に保つガイドに沿って全周を撮影します。
バーチャルプロダクション向けの「XYN Spatial Renderer Plugin」も機能を拡張しました。Unreal Engine、Disguise RenderStreamに加え、Aximmetryとの連携に対応。カメラ移動時に生じるちらつきを抑えるポッピング低減機能や、Unreal Editor上でのアセット編集機能も備えます。提供開始は2026年10月7日の予定です。
料金プランは4種類。無料のFreeのほか、月額3,300円のCreation 500、月額11,108円のCreation 2000、Rendererを含む月額34,494円のCreation 2000 + Rendererが用意されています。いずれも税込です。アセット生成に使う共通単位Tokenはプランに応じて毎月付与され、不足分は追加購入できます。オンライン決済の開始により、法人だけでなく個人のプロクリエイターも導入できるようになりました。
製品概要
| 名称 | XYN(ジン) |
| 提供元 | ソニー |
| 提供開始 | 2026年10月(日本・米国) |
| 構成アプリ | XYN Spatial Scan/XYN Spatial Scan Navi/XYN Spatial Renderer Plugin |
| 出力フォーマット | PLY |
| 入力枚数 | 最大500枚 |
| 品質プリセット | ベーシック/エンハンスド/アドバンス/エクストリーム |
| 対応ソフト(Renderer Plugin) | Unreal Engine、Disguise RenderStream、Aximmetry |
| 料金プラン | Free(0円/0 Token) Creation 500(3,300円/500 Token) Creation 2000(11,108円/2,000 Token) Creation 2000 + Renderer(34,494円/2,000 Token) ※月額・税込 |
| 対象 | 法人、個人のプロクリエイター |
参考
先方提供資料






