VR/AR技術を用いたヘルスケアソリューションを提供するsilvereye株式会社は、TIS株式会社のコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)からの資金調達を発表しました。出資額は公開されていません。
silvereyeは、VRコンテンツプラットフォームの提供など、法人向けVR/AR開発案件の受託やサービス展開を行っている2017年2月設立のスタートアップ企業です。同社は今回のTISによる出資をもとに、施設向けVRトレーニングソリューション「RehaVR」の開発を加速するとのこと。
「RehaVR」は、体型VRヘッドセットと小型フィットネスバイクを使い、より継続できるトレーニングを目指したソリューションです。VRコンテンツはバイクペダルと連動しており、楽しみながらトレーニングを行うことができるものとなっています。リハビリテーション施設や福祉施設、フィットネスジムなどで導入検討が進められています。
健康寿命の延伸につながる「健康情報プラットフォーム」の実現を目指す
今回出資を行うTISは、製薬業界向けのITソリューションである「Medical Drive」を医療医薬業界に展開しています。silvereyeの「RehaVR」で蓄積される個人のデータをPHR(Personal Health Record:生涯型電子カルテ)として収集、利活用を行います。TISは医療・健康情報を管理し、健康寿命の延伸につながるITサービスを提供するプラットフォームの実現を目指すとのことです。