人工筋生地と空気圧バルーンを用いた、触覚記録再生ウェア「Sense-Roid Type-S」が公開されました。本デバイスでは「力のかかり方を記憶しておき、後で触覚を再現する」等が可能となります。
本デバイスを制作したのは、髙橋宣裕氏をはじめとするプロジェクトチームです。
「入力」と「出力」の2つから成る触覚記録再生ウェア
「Sense-Roid Type-S」は「The haptic playback wear」と「The haptic recording wear」から構成されています。両コンポーネントには、独自のフィッティングメソッドが採用されており、幅広い体型のユーザーに対応、形状を調整することが可能です。
「The haptic playback wear」は、60の人工筋生地が使用されており、利用者の上半身に対して、広範囲の触覚刺激を引き起こすことが可能。「The haptic recording wear」は力検知機能が実装された38の空気圧バルーンから構成されており、「The haptic playback wear」の対応箇所と同じ部分にかかる加圧力の位置と強さが検出可能です。
これらのデバイスを利用することにより、触覚を離れた距離で再現するほか、「触られ方」を記録、後から再生することができるようになるなど、今後の活用や発展が期待できます。