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業界動向 2021.08.10

セガグループ企業とVRCが共同研究、3Dアバター技術のエンターテインメント活用へ

株式会社VRC株式会社セガ エックスディーは、高速に3Dアバターを生成する技術を用いた共同研究契約を締結しました。VRCの3Dアバター技術を活用したエンターテインメント体験の研究開発が期待されます。

VRCは、3Dアバター生成およびバーチャル試着の技術開発に取り組んでいる企業。同社のアバタースキャン技術である「SHUN‘X Ⅱ Light」では、約0.2秒の撮影後、約20秒でボーン入りの3Dアバターを生成することが可能です。

一方、セガ エックスディーは2020年11月に「AR Creative Studio」を設立し、ARを用いたプロモーション施策の支援への取り組みを行っています。スタジオの主な技術研究対象の一つである「Web AR」は、アプリをダウンロードすることなくブラウザで体験可能なARスキームです。同技術を活用した、非接触型のデジタルスタンプラリーソリューションの提供などが進められています。

今回の共同研究によって、VRCが持つ3Dアバタースキャン技術やバーチャル試着技術と、セガ エックスディーの持つゲーミフィケーションのノウハウが掛け合わさった体験の研究開発が期待されます。例えば、VRCが持つ3Dアバタープラットフォームがアパレルやヘルスケアなどの業界に広まった場合、ユーザーは自分の所有するアバターに、購入した服を着させてバーチャル空間でゲームを楽しんだり、友達とコミュニケーションしたりできるようになるとのこと。

VRCは2021年6月には博報堂グループらと共同研究契約を締結しており、3Dアバターとファッション購入体験に関する研究を行っています。

(参考)ニュースリリース(株式会社VRC)ニュースリリース(株式会社セガ エックスディー)


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