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遠隔コミュニケーション 2018.02.01

出勤いらず?自分の部屋からVR会議『rumii』

朝の満員電車で通勤しなくても、起きたら自分の部屋にいながらヘッドセットを装着して、VR(バーチャルリアリティ)空間の中で行われている会議にリアルタイムで参加する。そんなワークスタイルを実現することを目的として、シアトルにあるIT関連企業Doghead Simulationsが開発するソーシャルVRアプリ『rumii』が登場しました。

ソーシャルVRでは、VR空間の中でコミュニケーションをとったり、友人同士で同じVR空間に集まったり、VR空間に映し出されたモニターを眺め映画鑑賞したりすることができます。

『rumii』は、ビジネス会議や教育ソフトウェア向け専門に設計されたプロフェッショナル向けソーシャルVRアプリです。昨年配信された早期アクセス版では500を超える企業が登録し注目を集めています。

本アプリではユーザー自身がアバターとなり、ボイスチャットでコミュニケーションすることが可能です。VR空間内でデスクトップを共有してプレゼンテーションを行ったり、3Dモデルを映し出したり、インタラクティブな壁でウェブの閲覧を共有できます。今までのビデオ会議に代わる次世代会議ツールとなることを目指しています。

『rumii』は一度に最大20人のユーザーが、デバイスを問わず利用できるマルチプラットフォームに対応しています。VRヘッドセットはHTC ViveとOculus Rift、Windows Mixed Realityヘッドセットに対応しています。VRではなくデスクトップで使用する場合はWindows 10もしくはMac OS X 10.8以上のOSに対応しています。今後はスマートフォンにも対応を予定しているとのことです。

開発元Doghead SimulationsのCMO Amber Osborne氏は、米メディアUploadVRのインタビューで次のように語っています。

「他のソーシャルVRアプリが、友人たちと過ごす空間を提供する一方で、rumiiはオフィスやクラスルームを構築することに力を入れています。オーディオのサウンド、アバターでの表現力、カスタマイズ可能な仕事場や教室環境など、当社のコンテンツで高品質なVR体験を提供することを最優先事項にしています。」

無料アカウント登録をするとユーザー数3人以下で1GBのストレージを利用できます。4人以上での利用の場合は月9.99ドル(約1,100円)となり、チーム人数無制限で10GBのストレージを利用することが可能です。

『rumii』のように、日本国内でもVR会議室やVRショールームを構築できる『NEUTRANS(ニュートランス)』が配信されています。詳しくはこちらの記事で紹介しています。

(参考)

rumii Is A New Social VR App Aimed At Enterprise and Education / UploadVR(英語)
https://uploadvr.com/rumii-new-social-vr-app-aimed-enterprise/

rumii 公式サイト(英語)
https://www.rumii.net/landing

Doghead Simulations 公式サイト(英語)
http://www.dogheadsimulations.com/


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