VRプロダクトの企画や開発を手掛ける株式会社Synamonは、VRコンテンツ制作用のベースシステム「NEUTRANS(ニュートランス)」の企業向け提供を4月11日より開始しました。
NEUTRANSはOculus Rift、HTC Viveなどを対象とした複数のVRヘッドマウントディスプレイへの対応、オンライン接続による複数ユーザーでのマルチプレイといった機能を有しており、具体的な活用例としては下記が挙げられています。
VR会議室
VRで会議室を作り、現実では出来ない動作を用いたブレストや、遠隔地のメンバーとの会議が出来るシステムの構築
VRショールーム
コンテンツや3Dモデルなどを配置し、ユーザーの好きな形で利用可能なVRショールームの構築
公式ページでは「持つ、投げる」「レーザーポインタでの操作」といった、NEUTRANSにて実現可能な基本動作の紹介や、デモ動画のアップロードも行われています。
持つ、投げる
レーザーポインタでの操作
環境変更
提供方式としては、下記のような形式などが想定。導入の初期費用は300万円程度、開発期間は15営業日程度からとされていますが、開発内容によって変動するとのこと。
BtoBモデル
企業ニーズに合わせてベース機能を組み合わせ、必要機能を追加開発して提供する
BtoBtoBモデル
既存機能をベースに、企業独自のコンテンツと組み合わせ、独自パッケージシステムとして販売する
BtoBtoCモデル
展示会やイベントなどに向け、動作やグラフィックをカスタマイズしたVR空間を構築・提供する
今後はベースシステムの機能拡張を行いつつ、活用事例に合わせたVRプロダクトのサンプル開発、パッケージ化を推進していくとのこと。なお、今回の提供開始に合わせたキャンペーンとして、問い合わせ先着5企業まで初期費用を割引しての提供が行われます。
(参考)
NEUTRANS
http://neutrans.space/