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業界動向 2022.12.09

Roblox、日本の統括責任者が就任 事業拡大と人材採用を強化へ

12月8日、Robloxはアリ・ステイマン氏(Ari Staiman)をRoblox Japanの統括責任者に任命したと発表しました。Robloxは日本での事業を拡大し、東京を拠点とする開発関連部門の人材採用を積極的に推進していく見通しです。

​「Roblox(ロブロックス)」はプレイヤー自身がゲームを制作したり、他のプレイヤーが作ったゲームを遊べるプラットフォームです。Robloxによると、全世界の日間アクティブユーザー数(DAU)は5,800万人を超え、ユーザー自作のコンテンツ(UGC)は3,200万以上となっています。急成長中のユーザー年齢層は17歳~24歳であり、その増加率は2022年第3四半期中で41%です。若年層に人気のあるゲームプラットフォームとして知られています。

急成長する日本のRobloxユーザーコミュニティ

近年、Robloxにおける日本市場の存在感は高まっています。Robloxは本発表に際し、「2018年6月から2022年6月までの過去4年間で、日本のDAU年間累計成長率は1,935%を記録している」と明らかにしました。

日本発のエクスペリエンス(Roblox内ゲーム)も人気を博しています。セガの人気シリーズ「ソニック」の公認ミニゲーム「ソニックスピードシミュレーター」のユーザー訪問回数は半年で5億回を突破。サンリオ公式の「マイ ハロー キティ カフェ」のユーザー訪問回数は2022年4月の提供開始以来、1億7,000回を超えました。これらの状況を踏まえ、同社は日本における事業活動を拡大すると判断したようです。

今回統括責任者に就任したアリ・ステイマン氏は、これまでSega Amusements Worksの社長や日本の株式会社セガの法務責任者を歴任。現在は、Robloxで中国市場を担当するRoblox Chinaのプレジデントを務めています。今後は東京に拠点を置きつつ、中国と日本の責任者を兼務するとのことです。

(参考)プレスリリース


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