Robloxは、保護者向けに新たに3つのペアレントコントロール機能を導入すると発表しました。具体的には「友達の管理機能」、「バーチャル空間のブロック機能」、「スクリーン時間の詳細確認機能」の3つです。
Robloxは全ユーザーの約40%が13歳以下なことが発表されているように、未成年プレイヤーが非常に多いメタバースプラットフォームです。これまでも未成年の安全性の強化に力を入れており、13歳未満のユーザーに対して交流機能の制限や適切な年齢設定を導入してきました。今回、さらなる強化策として新機能を導入します。
今回Robloxが新たに導入する機能は「友達の管理機能」、「バーチャル空間のブロック機能」、「スクリーン時間の詳細確認機能」です。
「友達の管理機能」は保護者が子どもの友達リストを管理できる機能です。問題があると思われるユーザーをブロックしたり、報告したりできます。
「バーチャル空間のブロック機能」は子どもがアクセスできるコンテンツをさらに細かく設定する機能です。特定のゲームやバーチャル空間へのアクセスを禁止することができます。
「スクリーン時間の詳細確認機能」はRobloxで過ごした時間を詳細に確認できる機能です。プレイ時間の多いゲームをランキング形式で表示し、保護者が特定の空間をブロックすることも可能です。
これらの新機能を使うには、保護者が政府発行の身分証明書、またはクレジットカードで本人確認を行い、自分のアカウントを子どものアカウントと連携させる必要があります。設定が完了すると、保護者コントロールの画面でこれらの機能を自由に使えるようになります。また、課金やプライバシー設定の管理も可能です。
音声を認識する安全AIモデルのアップデートも
Robloxは2024年に音声チャットの安全性向上のためのAIモデルを導入しましたが、このAI技術をさらに改善しました。今回のアップデートで、日本語を含む7つの新しい言語が追加され、より広範囲で正確なモデレーション(内容の管理)が可能になります。Robloxによるとこのモデルはすでに2万回以上ダウンロードされており、インターネット全体の安全性向上活動をアピールする材料となっています。
あわせてRobloxは安全に関する情報をまとめた「セーフティ・センター」を更新しました。ここでは、ペアレントコントロールの使い方やオンライン環境の安全対策、Robloxが提供する各種の安全機能やアドバイスがまとめられています。
Robloxは、これらの新機能とアップデートにより、ユーザーが安心してオンライン体験を楽しめる環境づくりを今後も継続するとしています。
(参考)公式提供情報