2022年8月9日、REALITY株式会社は、スマホ向け配信アプリ「REALITY」上で公開した「HIS トラベルワールド」の数値指標を発表しました。ワールド来場者数は130万人を突破し、併せて来場者の年齢やリピート率なども公開され、バーチャル空間を利用したPR・企業活動の可能性を示す結果となっています。
アバターで旅行体験、写真撮影や予約も可能
「HISトラベルワールド」は、大手旅行代理店の株式会社エイチ・アイ・エス（以下、HIS）が立ち上げたバーチャル支店です。2022年6月29日から約一ヶ月にわたってオープンし、「REALITY」上の無人店舗として運営されました。
HISは「入り込めるパンフレット」をビジョンとして掲げ、HISが提供する海外旅行や国内旅行のQRコードおよびリンクを設置。来場者はリンク遷移先で、旅行の予約ができる仕組みも搭載されています。
また、アバターでハワイや沖縄、そしてテーマパーク「ハウステンボス」に訪れた気分が味わえるフォトスポットも多数設置。ユーザーはアバターのまま「バーチャル旅行」を体験、その様子を撮影したスクリーンショットをTwitterで投稿できました。
若い世代から支持を集め、多くのリピーターを獲得
今回の発表では、来場者数の男女比は男性が36%、女性が64%。さらに年齢別では18歳〜24歳のユーザーが全体の60.7%を占めていることが明らかにされました。続いて25歳〜34歳が14.6％、35歳〜44歳が14.3%となっています。さらに、来場したユーザーのうち、期間中に2回以上来場したユーザーの割合を示すリピート率は61.6%と、高い数値を示しています。
REALITYによると、「バーチャル空間における企業イベントでは、ユーザーは会場を1回しか訪問せず、リピーターが少ない課題がある」とのこと。「HISトラベルワールド」では、「短い配信時間では回り切れない30以上のフォトスポットや、さまざまなユーザーと再び訪れたくなる魅力的なフォトスポットを提供したことにより、リピート率を高い数値で終えることができた」と同社は分析しています。
（参考）プレスリリース
