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テック 2018.11.30

360度&180度カメラQooCam、Facebookへ3D写真投稿が可能に

中国の360度カメラメーカーKANDAOから2018年に発売された、変形型360度兼3D180度のVR用カメラ「QooCam」に新機能が、2018年11月27日に実装されました。撮影した3D写真をFacebookのタイムラインにアップロードする機能です。

3D写真に対応したカメラは史上初

「QooCam」は、全長約20cmのスティック型のカメラです。本体正面には2つ、背面には1つ魚眼レンズが搭載されています。通常の状態では360度カメラモードが、直角に曲げると3D180度撮影モードが起動するのが特徴です。

Facebookは2018年10月、2D写真を元に、3Dの写真を作成・タイムラインに投稿できる新機能を開始しました。この機能を使用できるのは、デュアルレンズを搭載したiphone(7 plus、8plus、X、XS、XS MAX)だけでした。「QooCam」はVR用の180度3Dカメラとしては初めて、Facebookに掲載可能な規格の3D写真を撮影できる機能を実装しました。

KANDAOの最高経営責任者(CEO)Dan Chen氏は、Facebookの3D写真について「Facebookの新機能のおかげで、多くの人が3D写真に触れる機会が生まれました。それも直感的で楽しいものとして。これには感謝していますね」とコメントしています。

3D写真は、デプスマップを使い作成されるもので、カメラから対象までの距離を推定します。KANDAOは先行して、フラッグシップモデルの8K3D360度VRカメラ「Obsidian」シリーズで3D写真を実現し、普及型の「QooCam」にも技術を搭載しました。

新機能は「QooCam」の4K3D180度撮影モードを使用します。このモードで撮影した写真をデュアルレンズ搭載のiPhoneを使い加工を施すことで、Facebookに投稿する準備が整います。デュアルカメラ搭載のiPhoneからの投稿を必要とするのは、2018年11月現在、Facebookがそれ以外のデバイスからの3D写真の投稿に対応していないのが、理由であるとのことです。

「QooCam」は以前、本サイトで実機レビューを行いました。詳細はコチラをご覧ください。


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