国際会計事務所であるPwCは、VRスタジオのREWINDと共同で、VRコンテンツを使ったプロジェクトを行うことを発表しました。顧客企業の持つ潜在的なリスクを検討し、理解を深めてもらう内容となっています。
未来の都市に潜むリスクを体験
両社が制作したのは、未来の都市の姿を描くVRコンテンツです。巨大なメガドローンやロボットといった新しい技術、世の中の流行、そして気候変動が未来に与える影響を体験できます。
PwCによれば、これまで100人以上がこのコンテンツの試作版を体験したとのこと。体験者はコンテンツ内で20の潜在的なリスクを確認、その発生する確率と想定されるインパクトを検証します。試作版は銀行や輸送業、地方自治体といったさまざまな業種で試されました。
PwCのリスク管理部門、リードパートナーのLeo Johnson氏は次のように語ります。「VRを使えば、未来の姿を目の前に現せます。クライアントは、急速な技術の進歩がどのように自分たちのビジネスを変えるのか、直接目にすることができるのです」
リスクマネジメント分野でのVR活用は日本でも注目されており、2018年3月に経産省らが開催したビジネスマッチングイベントのテーマにもなりました。
(参考) VRFocus
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