株式会社palanは2026年1月6日、次世代の国産WebARプラットフォームの提供を発表しました。世界的なWebARの転換期を受け、将来のOS更新に強い安定した環境構築を目指します。独自のAR認識基盤を組み合わせることで、海外プラットフォームに依存しない、将来を見据えた基盤確立が目的です。
特定のアプリのインストールすることなくARコンテンツを体験できる「WebAR」は、小売や観光、様々な用途で使われています。スマートフォンだけでなく対応しているARグラスやMeta Quest 3、Galaxy XRなどのMRヘッドセットのブラウザでも起動できることから、その汎用性の高さと実装のしやすさから、ARを提供する際に広く使われています。しかし、2025年後半に、Adobe AeroやNiantic Spatialの8th Wallなど、主要プラットフォームが次々サービス終了を発表しており、特定のプラットフォームに依存することも難しい状況にあります。
Palanのプラットフォームはその代替として、日本発のプラットフォームであることが強調されており、主に3つの製品で構成されます。palanARコードエディタは、クラウド上での開発や他環境からの移行を可能にします。独自のAR認識基盤であるpalan SLAMは、高精度な平面認識を実現。SLAMとは自己位置推定と環境地図作成を同時に行う技術です。ノーコードツールのpalanARは、最新技術と国内拠点による迅速なサポートが強みです。
大規模な商用利用に耐えうる運用基盤も本プラットフォームの特徴です。年間数千万アクセスを支える技術力により、企業向けのSLA提供も計画しています。SLAはサービスの品質を保証する合意のことです。自社製WebARを組み合わせ、高品質な体験を提供します。
株式会社palanは2017年から自社WebARプラットフォーム「palanAR(パラナル)」を展開しつつ、各種WebARコンテンツ開発も続けている国内企業です。2025年11月には株式会社STYLYとの統合を行い、国内最大級のWebARプレイヤーとして展開を進めています。2026年度内には、両社の法人事業の全面的な統合も予定。ARの社会実装を加速させるため、スマートフォンからスマートグラスまで多様なニーズに応える体制を整える方針です。


