オックスフォードやパリに拠点を持つAntycip Simulation社は、研究機関など向けにVRシミュレーションルームを提供しています。最新の設備「The Open Reality Experience(TORE)」が、フランスのPlaine Imagesに設置されました。
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最新のVR研究をサポートする環境
Antycipによると、TOREはVR関連の業務や研究に携わる人のために、没入的な環境を提供するツールです。社会科学やデザイン、歴史といった様々な学問分野の融合も念頭に置き、設計されています。フランスのリール大学に最初に設置されました。
TOREのVRルームの目的は、新しい没入体験、特にビジュアルサイエンスや文化の分野における最新の研究をサポートすることです。
ユニークな形状が特徴
また特徴は、あらゆる角度を取り払ったその形状にあります。リール大学の説明によると「半球の形をしたスクリーンで、中心の部分は平らになっている。これを2つ組み合わせ、20の高輝度3次元プロジェクターと没入感のある音を備えたもの」ということです。完全な没入感のある、3Dバーチャル空間を提供します。
(画像:Antycip Simulationホームページより)
リール大学のCRIStALラボラトリーに所属するOlivier Colot氏は、次のように話しています。「TOREは科学と技術の両方の分野における画期的な開発と言えます。一般向けのVRアプリケーションの専門家にとっても、これまでのVRヘッドセットにはない没入体験を提供する、素晴らしいツールです」
(参考)VRFocus
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