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テック 2015.10.29

VRで一緒に話しながらTwitchなどを視聴できるアプリがGear VR向けに登場

※10/30 提携先のRoad to VRが公開したプレイ動画を追加しました

VR空間で他のプレイヤーと”一緒に体験する”「ソーシャルVR」の可能性が注目されつつあります。

10月29日、OculusはサムスンのVRヘッドマウントディスプレイGear VR向けに、VR空間内で他のキャラクターと交流するソーシャル機能があるアプリのアルファ版『Oculus Social Alpha』を実装しました。ただし、日本のOculus Storeからはダウンロードできず。記事を執筆した10月29日11時時点では米国内のみ配信されている状況です。

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このアプリでは部屋の中でほかのプレイヤーとゲーム実況サービスTwitchや動画共有サービスVimeoをVR内の大スクリーンで見ることができます。プレイヤーは自分のアバターを選び、用意された6つの部屋に入ります。各部屋の定員は5人までとなっています。

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体験した米VRメディアUpload VRの記者によれば、ただ同じ空間にいるだけでなく、頭の動きに応じてアバターも頭が動き、ボイスチャットを通して話すことが可能になっており、実際に横で話しているように声が聞こえてくるとのこと。「まるで同じ部屋にいて動画を見ているようだ」と表現しています。

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米VRでメディアRoad to VRが掲載したプレイ動画。アバターの動きや会話する様子が分かります。

アルファ版ということもあり、一部不具合もあるようですが、日本での公開が待ち遠しいアプリです。

また、Gear VRの動画視聴アプリ『Oculus Video』では、有料で映画の配信も行われています(日本では未配信)。またNetflixもアプリとして登場しており、今後友人とVR中の大スクリーンで様々なコンテンツを楽しめるようになることにも期待したいですね。

VR空間で他の人と交流できるVR向けのアプリとしては、Oculusが提供している以外にも「AltSpace VR」があります。「AltSpaceVR」では、デスクトップ、Oculus Riftに対応しており、今後Gear VRやHTC Viveなどプラットフォームをまたいで同じVR空間で交流できます。何十人も同時にアクセスすることも可能で、大スクリーンでYoutubeを視聴したり、チェスをしたりといった様々な交流が可能です。

関連記事:VR内でコミュニケーションを行う『AltspaceVR』がGearVRとViveにも対応予定

VRでは今後、「一緒に体験する」、「VRで交流する」、といったソーシャル性が重要になってくるものと思われます。

(参考)
Upload VR / Oculus Social Alpha launches on Gear VR
http://uploadvr.com/social-alpha-launches-oculus-gear-vr/

※アメリカのVR専門メディアRoad to VR、UploadVRはMogura VRとのパートナーシップを結んでいます


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