半導体メーカーNVIDIAの最高経営責任者（CEO）Jensen Huang氏が、2019年1月8日からラスベガスで開催されている家電見本市、Consumer Electronics Show（CES）の壇上で、2019年1月までに発売された、PC向けVRヘッドセットの累計販売台数に言及しました。
累計販売台数への言及は、PC向けゲーミンググラフィックボードGeForceシリーズの新モデル「GeForce RTX 2060」などの発表の最中に行われました。Huang氏によると、PC向けVRヘッドセットの累計販売総数は計400万台であるとのことです。
調査会社のデータが根拠
Huang氏の発言は以下のような内容でした「ここ数年で、PC向けのVRヘッドセットは400万台の売り上げを達成しました」。
NVIDIAによると、400万台という累計販売台数は、アメリカの調査会社ABI Researchが算出した数値であるとのことです。機種ごと（Oculus Rift、HTC VIVE等）の販売総数は不明です。米メディアUploadVRは、この累計販売台数には、一般ユーザーに販売されたVRヘッドセットに加えて、法人向けに販売された製品の売り上げが加算されている可能性があると指摘しています。
VRヘッドセットのユーザー数は増加傾向が続く
VRヘッドセットの普及は緩やかながら着実に進んでいます。Valveが運営するPCゲームプラットフォームSteamでは、2018年12月に、過去最高の月間VRヘッドセット利用者数（約767,000人）を記録しました。
家庭用ゲーム機の分野では、2018年8月にPlayStation VR（PSVR）が全世界販売台数300万台を達成しました。2019年1月現在の累計販売台数は不明ですが、ブラックフライデーや年末商戦に行われたセールで、多くのPSVRが購入されたと推測されます。
（参考）UploadVR、Road to VR
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