株式会社NTTドコモは、新たに5G対応の7つのソリューションを発表し、順次提供を開始します。ソリューションの中にはVR/ARを活用したものも複数含まれています。
ドコモは5Gのビジネス活用を推進するための新たな取り組みとして、「ドコモ5Gオープンパートナープログラム」を2018年2月に開始しています。本プログラムのパートナー数は3,500社(2020年9月30日時点)超です。
今回提供開始される同プログラムのパートナー各社のソリューションは、映像伝送、XR(AR/VR/MR)、ロボティクス、製造IoT分野向けのもの。
VR/ARを活用したものは以下の2つです。
複数人で同時体験なVR販促支援ソリューション「ABALシステム」/株式会社ABAL
「ABALシステム」は遠隔地にいる人同士が同じVR空間に入り、体験共有ができるVRソリューション。ユーザーはVRデバイスを装着することで参加できます。VR空間は階層ごとに分かれており、各階ごとに異なる空間を表現できるとのこと。VR空間にいる人は、ビデオチャットを通して、現実の人とコミュニケーションを取ることも可能となっています。本ソリューションは、アパレルメーカーや住宅メーカーでの活用が想定されています。
提供開始日:2020年12月上旬以降
「ABALシステム」の詳細はこちら。
遠隔作業支援ソリューション「REFLEKT Remote」/スマートスケープ株式会社
「REFLEKT Remote」は、スマートフォンやタブレットなどでビデオ通話機能やARを組み合わせた、遠隔からの作業支援するクラウドサービス。現場の作業者は遠隔地にいるスタッフに画面を共有しながら音声や共有画面への書き込みを通じて支援を受けることができものです。
提供開始日:2020年11月5日
「REFLEKT Remote」の詳細はこちら。
ソフトバンクやKDDIも取り組む5G活用
5Gは高速・大容量・低遅延・多数接続を特徴としており、産業やエンターテイメント分野など様々な活用が期待されています。VR/AR/MR分野での活用も期待されており、国内通信企業が取り組んでいます。