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開発 2020.10.05

ソフトバンク、5Gの技術検証や体験ができる施設「5G X LAB OSAKA」開設へ

ソフトバンク株式会社は、5G通信の技術検証や体験を行える施設5G X LAB OSAKAを、大阪市の「ソフト産業プラザTEQS」にオープンしました。本取り組みは、大阪市およびAIDOR共同体、一般社団法人i-RooBO Network Forumと共同で実施します。

「5G X LAB OSAKA」は、2020年7月16日に締結した「5G関連ビジネスの創出に関する連携協定」に基づいて、ソフトバンク、大阪市およびAIDOR共同体の3者が官民連携で運営する、5G関連ビジネスの共創を目的とした施設です。

施設は主に企業・法人向け。内部には「展示・体験ルーム」と「検証ラボ」が設置されており、企業は5Gのデモンストレーションを体験できるほか、5Gを活用した製品・サービスの検証などが無償で行えます。また、5G関連ビジネスの創出を目的として、開発支援やビジネスパートナーのマッチングなどのビジネスサポートも行われるとのこと。

3者は「5G X LAB OSAKA」の運営を通して、5Gの活用を検討する中小企業やスタートアップなどを支援するとともに、2025年日本国際博覧会を見据えながら、大阪における5Gを活用した新たな製品・サービスの創出を目指して取り組みます。

「5G X LAB OSAKA」の概要は以下の通りです。

展示・体験ルーム

「展示・体験ルーム」は約240平方メートルの空間に、5Gを活用したVR/AR/MRを含む製品・サービス約20種類を展示したスペースです。デモンストレーションを含めて約1時間で見学・体験が可能とのこと。展示されている製品・サービスの一覧はこちら

検証ラボ

「検証ラボ」では、企業が持ち込んだ機器やアプリケーションの動作検証を行えます。試験用基地局を設置し、外部からの電場や磁場の影響を受けないように設計された「シールドテント」内で、5Gや4G LTEを活用したロボットの遠隔操作の検証や、高速・大容量の機能を検証するスループット測定などを行うことが可能です。また、開発スペースを併設しているほか、今後はスタッフによる技術相談や開発支援も行われる予定です。

ビジネスサポート

「5G X LAB OSAKA」は、大阪市が設置するテクノロジービジネスの支援拠点である「ソフト産業プラザTEQS」内にあるため、同拠点が展開する各種支援メニューを利用可能です。

たとえば、先端技術に関する講座の受講や専門家への相談が可能な「ビジネス開発プログラム」などに参加することができます。5Gを活用したビジネスを検討される場合は、ソフトバンクが技術サポートを実施。また、5Gに関する研究会やセミナーを通した技術情報の共有、実証実験のサポートなどを行うほか、ソフトバンクや大阪産業局のネットワークなどを活用し、ビジネスパートナーのマッチングもサポートするとのことです。

(参考)ソフトバンク株式会社 プレスリリース


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