メガネ型MRデバイスを開発するNreal社が、4,000万ドル(約42.5億円)の資金調達を行いました。Nrealによれば、同社の累計調達金額は7,000万ドル(約74億円)。デバイスの開発、市場拡大を進める方針です。
世界最大VCも参加、注目集まる
今回の資金調達はシリーズB1ラウンドとされており、Webサービス等を手掛けるテンセント・ホールディングスの支援を受けたKuaishouが主導しました。世界最大のベンチャーキャピタルであるセコイアの中国拠点ら、複数の投資機関が参加しています。
MRデバイス市場の覇権は?
Nrealは2017年創業。コンシューマー向けMRデバイス市場を代表する1社です。頻繁にライバルとして取り上げられる米国のMagic Leap社とは、近年では訴訟問題も発生していました。
このMagic Leapは、5月に3億5,000万ドル(約380億円)の大型資金調達を行っています。一方金額こそ劣るものの、アップルやグーグルにも投資する巨大ベンチャーキャピタルから出資を受けたNreal。2社の動向には、今後も注目が集まりそうです。
(参考)Bloomberg