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シミュレーション・接客 2019.06.17

店に行かずに実物大でチェック可能 キャンプ用品店がAR導入

コロンビア・スポーツウェアの子会社Mountain Hardwearが、ARを活用したスマートフォン向け新アプリをリリースしました。アプリでは、店舗に赴くことなく同社のキャンプ用品などをARでチェックし、購入を検討することが出来ます。2019年6月現在、アプリの配信はアメリカ限定で行われており、対応デバイスはiOS(iPhone)のみとなっています。

実物大のモデルを確認可能

ARアプリは、Mountain Hardwearとサンフランシスコの企業Transparent Houseが共同で制作しました。本アプリでは、Mountain Hardwearが販売する様々なキャンプ用品をARで確認できます。ARモデルは実物大で表示されるようになっており、アプリの利用者が、購入を検討している商品を(収納状態ではない)実際に展開した状態で確認できます。

Mountain Hardwearによると、今回リリースされたアプリは、煩雑なユーザーインターフェイスや、低品質なCGモデルなど、ARアプリで起こりがちな諸問題が解決されたものになっているとのこと。

関係者のコメント

ARアプリのリリースについて、Mountain Hardwearのグローバルマーケティング部門のVP、Snow Burns氏は以下のようにコメントしています。

我々は、デジタルな商品(モデル)と情報を、顧客の皆様が想定する環境に(ARで)投影することが、小売界を変革させる(アプローチである)と信じています。我々は、テクノロジーがアウトドア(活動)と相反するものとは認識していません。我々は(テクノロジーがアウトドア)体験を、より良くするものであると考えています。


Mountain Hardwearはプレスリリースで、ARアプリの将来的な拡張にも言及しました。同社は、 ARを使用して確認可能な商品ラインナップの拡充を行う予定としています。

(参考)Business Wire


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