XR/メタバース/VTuber専門メディア「Mogura VR」は毎週、Podcast「もぐラジオ」を配信中。「テック・コンテンツ業界の最前線を掘る」というコンセプトのもと、すんくぼ(編集長)と水原由紀(Mogura VR News副編集長)、ゆりいか(MoguLive副編集長)が業界の注目トピックを語ります。
この記事では、最新回(#160)の内容をかいつまんでお届けします。
第160回のテーマは「相次ぐメタバースのインフルエンサー参入」
今回のテーマは「相次ぐメタバースのインフルエンサー参入」です。2024年7月下旬頃から、VRChatやRoblox、Fortnite等のメタバースプラットフォームにインフルエンサーが進出する動きが顕著になってきました。この流れがVR業界にどんな影響を与えるのか、編集長 すんくぼ、副編集長 ゆりいかが語ります。
きっかけは1人のTwitchストリーマー
このムーブメントのきっかけは、Twitch配信を主軸とするストリーマーであるスタンミ(スタンミじゃぱん)さんのVRChat進出です。
スタンミさんは元々、リーグ・オブ・レジェンド(LOL)のゲーム実況配信などで注目を集め、近年はゲームジャンルを問わず様々なイベントにも参加しているインフルエンサーです。スタンミさんの配信の特徴は、他の配信者ではなかなか深掘りできないような際どい話にも足を突っ込む胆力や、気になればすぐに自ら取材に向かう行動力、エピソードを笑いに変えるトークスキルです。スタンミさんの配信をきっかけに、VRChatを始める視聴者も出てきています。
これまでVRChatを取り上げる配信者は多くいましたが、なぜここまで大きい反応があったのか。ゆりいかは「VRChatの話題となりがちなきわどい内容の情報だけでなく、面白いユーザーたちがたくさんいる点に着目したこと」を理由に挙げます。特に、宇宙人アバターを使った一般VRChatユーザーとの交流動画は、YouTube急上昇ランキング1位を獲得。X(旧Twitter)の切り抜き動画も数万単位のいいねを記録しています。
また、TwitchユーザーとVRChatの親和性にも言及。「スタンミさんがTwitchストリーマーであったのは非常に大きい。Twitch視聴者はゲーミングPCを持っているケースが多く、VRChatに必要な機材をすでに手に入れている。参入障壁が低かったのが新規ユーザーの増加につながったのでは」と分析しました。
有名YouTuberの参入も
スタンミさん以外にも、インフルエンサーがメタバースプラットフォームに進出する事例が増えてきています。ゲーム実況専門チャンネルも持つ有名YouTuberのHIKAKIN(ヒカキン)さんはRobloxやフォートナイトのHIKAKIN公式マップを公開。YouTuberグループ「兄者弟者」の弟者さんもVRChatを開始しています。
昨今のインフルエンサー参入について、すんくぼはマルチプレイゲームとオンライン実況の相性の良さを引き合いに出しながら、「今までにメタバースと呼ばれていたからこそ見逃されがちだった、メタバース内のゲームや実況の場としての魅力に配信者が気づき始めた」と指摘します。
さらに両名は、視聴者がストリーマーに本当に求めていること、インフルエンサーがもたらす業界への影響、企業がこの勢いに乗るためのポイントを深掘りして語っていきます。
Mogura編集長らが話すPodcast「もぐラジオ」
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