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メタバース最新動向 2021.12.05

世界中からメタバース関連の話題をお届け メタバース通信 vol.13

AR/VR業界のみならず、さまざまな業界を巻き込んで話題の「メタバース(metaverse)」。「メタバース通信」では、メタバースに関する世界中の最新情報をキャッチアップ。人々の新たなコミュニケーションや経済の場になるであろうメタバースを形作る、さまざまな情報をコンパクトにまとめてお伝えします。

目次(vol.13)

1. 米暗号資産投信大手「メタバースは1兆ドルのビジネスチャンス」
2. ブロックチェーンゲーム内の仮想不動産が過去最大の430万ドルで落札
3. 3Dメタバース向けマーケットプレイスMetaMundo、270万ドルの資金調達
4. カナダ市場初のメタバース関連ファンドが登場

米暗号資産投信大手「メタバースは1兆ドルのビジネスチャンス」


(画像元:Grayscale)

米国の暗号資産投資企業グレースケールは、11月24日に発表した同社のレポートにおいて「メタバース産業には1兆ドル(約113兆円)のビジネスチャンスがある」と述べています。同レポートではその内訳として広告・デジタルイベント・電子商取引・ハードウェアを挙げています。ただし、1兆ドル規模に到達するのがいつ頃になるかについては言及されていません。

(参考)Markets Insider

ブロックチェーンゲーム内の仮想不動産が過去最大の430万ドルで落札


(画像元:The Sandbox)

ブロックチェーンゲーム「The Sandbox」において、ゲーム内の仮想土地が430万ドル(約4億8,000万円)で落札されたとTHE WALL STREET JOURNALが報じています。仮想土地を購入したのは、仮想不動産やその他のデジタル資産への投資・開発を行っているRepublic Realm社。仮想不動産では同じくブロックチェーンゲームの「Decentraland」や「Axie Infinity」で数百万ドル規模の売買事例がありますが、今回の事例はこれまでに公表されている仮想不動産売買の中で最大のものになります。

(参考)Markets InsiderTHE WALL STREET JOURNAL

3Dメタバース向けマーケットプレイスMetaMundo、270万ドルの資金調達


(画像元:MetaMundo)

3Dメタバースに特化したNFTマーケットプレイスのMetaMundoは11月30日、270万ドル(約3億円)のシード資金調達を完了したと発表しました。今回の資金調達はブロックチェーンゲームやNFT分野への投資を手がけるAnimoca Brands主導によるもの。調達した資金は2022年第1四半期にローンチ予定のNFTマーケットプレイスの立ち上げや、同社のツール開発に使われるとのことです。

(参考)CISION PR Newswire

カナダ市場初のメタバース関連ファンドが登場


(画像元:Evolve ETFs)

トロントを拠点とするHorzions ETFsは11月29日、カナダ市場初となるメタバース関連ファンド「Horizons Global Metaverse Index ETF」(MTAV)の販売を開始しました。対象となるのはAR/VR、クリエイターエコノミー、デジタルマーケットプレイスなどを手がける企業です。
また、同じくトロントを拠点とするEvolve ETFsも11月29日にメタバース関連ファンド「Evolve Metaverse ETF」(MESH)の販売を開始。こちらは同社が独自に選定したメタバース開発企業を対象としています。

(参考)Horzions ETFsEvolve ETFs


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