2022年2月3日、Meta Quest(旧Oculus Quest)向けVRコンテンツの売上情報が一部公表され、Quest向けVRタイトルのうち、8タイトルが2,000万ドル(約23億円)以上の収益を達成していることが明らかにされました。
Metaのディレクターが報告。収益1億円以上のタイトルは1年で倍に
この情報は、Meta(旧Facebook)のコンテンツエコシステムディレクターであるChris Pruett氏により明らかにされました。同氏によれば、収益が1,000万ドルを超えたタイトルは10作品、500万ドルを超えたタイトルは17作品に達するとのこと。現時点ではこの大台を達成した作品の名前等は明らかにされていません。
また、収益が100万ドル(約1億円)に達したVRタイトルの数は、120作品を超えるそうです。Metaは2021年に、収益が100万ドルに達したVRタイトルが約60作品であることを報告しており、約1年で2倍になった形です。
This is a critical milestone for us because VR cannot be successful without the financial success of VR developers. Since 2019 we’ve put huge effort into producing an ecosystem that funds the growth of developer businesses, and it’s paying off for devs.
— Chris Pruett (@c_pruett) February 2, 2022
Pruett氏は「デベロッパーの経済的な利益が無ければ、VRは成功できない」とし、「今回発表した各タイトルの成功は、VR分野にとって非常に重要なマイルストーンである」とコメントしています。
なおMeta社は決算での報告で、VRコンテンツの公式ストアでの年間売上が10億ドル(約1,140億円)を超えたことを明らかにしました。米メディアRoad to BRが作成したグラフからは2020年の後半から、売上が急上昇していることが確認できます。
(参考)Twitter、Road to VR
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