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企業動向 2025.09.25

なぜ本番で動かなかった?Meta Connect でのAIグラスのライブデモの失敗をCTOが弁明

Metaは年次開発者イベント「Meta Connect 2025」の基調講演で、同社AIグラスの新機能「Live AI」と「ビデオ通話」のデモを行いましたが、いずれも失敗に終わりました。現場では、会場のWi-Fi環境が原因と説明されていましたが、その後CTOのアンドリュー・ボズワース氏が技術的な背景を明らかにしました。この情報は、ボズワース氏がインスタグラム上で行ったQ&Aセッションで話した内容になります。

「Live AI」はユーザーが「Hey Meta」と呼びかけなくても、グラスに搭載したAIと連続的に会話できるモードです。本機能の稼働のため、AIは利用者の視覚情報を常時取り込みます。デモでは料理の指示を求めた際に、同じ回答を繰り返す不具合が発生しました。

ボズワース氏によると、会場のスピーカーからの音声が参加者の装着していた多数のRay-Ban Metaグラスを同時に起動させ、大量のデータが開発用サーバーに集中した結果、サーバーが過負荷となった、とのこと。ただし、AIが同じ応答を繰り返した直接的な理由については説明されていません。

続いて行われたWhatsAppのビデオ通話のデモでも問題が起きました。新型AIグラス「Meta Ray-ban DIsplay」と手首に装着するリング型デバイス「Meta Neural Band」を使用し、ザッカーバーグ氏がボズワース氏からの着信を受けようとしましたが、4回連続で接続に失敗しました。

ボズワース氏の説明によれば、最初の着信時にディスプレイがスリープ状態だったため、ソフトウェア内で競合が発生し、通話が正常に接続されなかったといいます。テストでは「何百回も」試行されていましたが、この不具合は一度も確認されていませんでした。ボズワース氏は「本番で発生したのは非常に残念だ」と述べ、このバグはすでに修正済みであると説明しました。

一部海外メディアによると、デモの失敗について外部から批判の声もありましたが、一方で、Appleのようにライブデモを行わずに演出を重視する形式とは対照的なMetaのデモ方針を肯定的に評価する意見も見られたといいます。

ボズワース氏は、今回の不具合があってもライブデモこそ正しいやり方だ、と強調しました。会場には2500から3000台の無線デバイスが稼働しており、通常の利用環境とは大きく異なっていたと説明しています。

「Meta Ray-Ban Display」は9月30日から米国の一部店舗で試用が可能になります。Best Buy、LensCrafters、Ray-Ban Storesなどの量販店で店頭展示され、ユーザーは実際にデモ体験を通じて購入できるようになる予定です。

(参考)UploadVR
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