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業界動向 2021.11.05

Teamsでアバターが利用可能に MSが「Mesh for Microsoft Teams」を発表

2021年11月2日、マイクロソフトは「Mesh for Microsoft Teams」を発表しました。2022年前半にプレビュー版の提供開始を予定しており、同社のコラボレーションプラットフォーム「Teams」で、3Dアバターの利用が可能になるとしています。

バーチャルと現実をつなぐフレームワーク「Microsoft Mesh」

マイクロソフトは、2021年3月にMR(Mixed Reality:複合現実)フレームワーク「Mesh」を発表。Azureを利用し、VRやARでアクセスするバーチャルな世界と、物理的な現実世界を繋げることが可能になる技術として、今後の活用が注目されていました。

「Teams」を「Mesh」で拡張、”メタバースの入り口”を目指す

「Mesh for Microsoft Teams」は、MRフレームワーク「Mesh」を同社のコラボレーションプラットフォーム「Teams」を拡張し、オンライン会議に自身の3Dアバターで参加することが可能になります。HoloLens 2 はもちろん、スマートフォンやPCからも参加が可能。同社は、「Teamsの2億5,000万人のユーザーにリモートワークやハイブリッドワークの新しいアプローチを示し、“メタバースの入り口”として機能する未来を目指す」としています。

オンライン会議における”ビデオ オフ”問題を解決

新型コロナの影響で、オンライン会議の機会が増加している状況の中、マイクロソフトはオンライン会議に関しての調査を実施。「オンライン会議の参加者は、ビデオをオンにすることで、積極性が高まり、コミュニケーションが活発になる。その一方で、プライバシーを知られたくない、カメラに見られながらのマルチタスクが難しい、パジャマで仕事をしている、など様々な理由から、ビデオをオフにしてしまう。多くのメンバーが、静止画像やイニシャル入りアイコンで長時間表示されるのは、とても自然とは言えない」と、現状のオンライン会議の問題点を指摘。

同社は「Mesh for Microsoft Teams」によって、ユーザーがカメラに映りたくない際には、アバターを用いて表情豊かに参加可能になり、この問題を解決出来るとしています。


(参考)マイクロソフト公式ブログ


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