韓国のAR企業MAXSTは、独自のARプラットフォーム「MAXST VPS」を発表しました。「ARクラウド」のカギとなる3Dマップを、VPS技術を使い生成します。
高精度な位置情報特定
VPSは「Visual Positioning Service」の略。3Dマップとスマートフォンなどのカメラを通して見る画像を照合し、向きや方位を含む、高精度な位置情報の特定技術を指します。屋外だけでなく屋内空間でも利用可能です。MAXSTはこのVPS技術を活用し、下記のようなARプラットフォームを提供するとコメントしています。
1. 3DのARマップを自動的にアップデート
2. 屋内外でシームレスなAR体験を実現
3 グーグルマップ(2D)のデータとリンク
4. 5Gを活用したMEC(Mobile Edge Computing。端末に近いところにあるサーバーでデータ処理を行い、データの高速転送を実現する技術)
公開された動画では、飲食店にスマートフォンを向けてメニュー情報を見たり、建物に重ねてビル名を表示したり、といったAR体験が紹介されています。
プラットフォームはSDKで提供され、スマートフォンやスマートグラスのようなデバイスに対応します。同社によるとUnityベースで開発されており、iOS/Android共に対応とのこと。
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