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テック 2019.08.08

ワコムやLogitechに続け、“VRで描けるペン”が予約開始 期間限定で半額

VR内で使えるデザインペン「Massless Pen」の予約受付が開始されました。VR上でのデザイン業務を行うプロ向けデバイスでありつつ、VRヘッドセットを使わずに普通のデザインペンとしてAdobeのPhotoshop等が使用できるモードも備えています。

「Massless Pen」の価格は1,000ドル(約106,000円)ですが、2019年8月8日現在はアーリーアクセス期間中で500ドル(約53,000円)。2019年第4四半期の発売を予定しています。

MayaやBlender、Tilt Brush等に対応

「Massless Pen」は専用ソフトである「Massless Studio」のほか、複数のVR向けデザインツールに対応しています。VR向けデザインツール「Gravity Sketch」や「Medium」「Quill」、VRお絵かきアプリ「Tilt Brush」、3Dモデリングツール 「Maya」「Blender」(※)にも対応しており、将来的に「Vector Suite」等もサポート予定です。

(※MayaやBlenderを使う際は別途プラグイン必須)

専用ソフト「Massless Studio」では、1人での作業のほか、リアルタイムコラボレーション機能を利用した、複数人での同時作業にも対応しています。

非VRでも「ペンタブのペン」のように使える

「Massless Pen」には、VRヘッドセットを装着しなくても使える“タブレットモード(非VRモード)”が実装されています。同モードの「Massless Pen」は「Photoshop」や「Illustrator」といったソフトに対応。通常のPC向けデザインペンのように使用できます。

アーリーアクセス期間中、半額で購入可能

2019年8月現在、「Massless Pen」はアーリーアクセス特典として、預り金50ドルを含む合計500ドル(約53,000円)で予約注文できます。さらに、専用のVRデザインソフト「Massless Studio」の1年間の無料利用権が付属します。

公式サイトによれば、アーリーアクセス期間終了後、「Massless Pen」は1,000ドル(約11万円)で販売予定。「Massless Studio」も月間20ドル(年間200ドル契約も可能)の更新費が必要になるとのこと。2019年8月8日現在、アーリーアクセス特典の実施終了日などは未定です。

「Massless Pen」のストアページはこちらです(リンク先英語)

VR向けペンはワコム等も開発中

VRデザインにも使えるペン型デバイスは、ワコムやLogitechなどが取り組んでいます。関連する記事は、以下から読むことができます。

デバイス概要

デバイス名

Massless Pen

開発元

Massless

対応デバイス

・Oculus Rift
・HTC VIVE
など

トラッキング方式

内蔵カメラ方式(VRヘッドセットからは独立)

トラッキング範囲

90°×70°

重量

25g

バッテリー容量

連続12時間使用可能

充電方式

USB-Cコネクタ接続

価格

1,000ドル(約106,000円)
※2019年8月8日現在、アーリーアクセス期間中につき500ドルで購入可能

公式サイト

https://shop.massless.io/#apply

(参考)Road to VR

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