Home » VR/ARライブ演出や制作のラテグラが資金調達 国内外へ拡大


投資 2020.07.17

VR/ARライブ演出や制作のラテグラが資金調達 国内外へ拡大

xR(VR/AR/MRの総称)やデジタル技術を用いたライブ体験を提供する株式会社LATEGRA(ラテグラ)は、第三者割当増資による資金調達を実施したことを発表しました。

今後はライブソリューション「LATEGRA engine.」を活用した事業を国内外に展開するとともに、新規事業となるバーチャル空間上のライブサービス「Live3.0」の開発を進めます。なお、今回の調達額は公表されていません。

第三者割当増資の引受先は、株式会社小学館、Bilibili Inc.、株式会社トーハンの3社。LATEGRAは引受先各社との事業シナジーを視野に入れ、xRやメイドインジャパンIPを中心に据えたライブエンターテイメント事業の強化・拡大を目指します。

人間とバーチャルキャラクターが共演可能なライブソリューションを開発

「LATEGRA engine.」は、現実のライブ会場のステージにバーチャルキャラクターを登場させ、生身の人間が行うライブ同様にパフォーマンス可能にするのに加え、ステージ上でバーチャルキャラクターと人間が共演することもできるライブソリューションです。

LATEGRAは、これまで株式会社ドワンゴが主催した、歌舞伎役者・中村獅童氏とボーカロイド・初音ミクが共演した「超歌舞伎」においてデジタル面の演出・制作とテクニカルを担当。中国発のバーチャルシンガー・洛天依(ルォ・テンイ)のコンテンツやイベント制作、映像メディアへの出演を全面的に手掛けています。これらに加え、アニメやゲームのキャラクターやバーチャルYouTuberのライブイベント制作をサポートなども行っています。

オンライン時代に向けたxRライブエンターテイメント

「Live3.0」は、LATEGRAが提案するオンライン時代を担うxRライブエンターテイメントの姿です。同社は「同期と共有に満ち溢れた臨場感と興奮、覚醒そして余韻にいたるまで、ライブエンターテイメントの体感や構成要素を解析し、xRライブエンターテイメント・アプリケーションとして、身近なバーチャル空間にライブイベントを創り出す」と説明しています。

プロダクトラインナップは以下の通りです。

・Virtual Live Arena(VLA)
ヘッドセットやスマートフォンによるバーチャル・キャラクターライブ
・VLA Parallax
3Dシアター設備を活用したバーチャル・キャラクターライブ
・Sidestream
ヘッドセットによるバーチャル・ライブアミューズメント

(参考)株式会社LATEGRA プレスリリース


VR/AR/VTuber専門メディア「Mogura」が今注目するキーワード