京都市が、人気ゲームプラットフォーム「フォートナイト(Fortnite)」を活用して伝統産業製品の魅力を発信する取り組みを実施します。公民連携プラットフォーム「KYOTO CITY OPEN LABO」を通じて開発された仮想空間では、京都の伝統文化を楽しく体験可能。若年層に向けた伝統産業製品のPRを狙います。
京都をイメージした「KYOTO PROP HUNT」マップでは、二年坂・産寧坂を模したステージで、プレイヤーは京都の伝統的な小道具に変身できます。変身可能アイテムには、京扇子、京和傘、京焼・清水焼、提燈などが用意されており、プレイヤーはこれらの伝統産業製品をモチーフにしたキャラクターやオブジェクトに扮し、かくれんぼゲームを楽しむことができます。
このマップの最大の特徴は、単なるゲーム体験を超えた文化発信にあります。ロビー内では京都の伝統産業製品が紹介され、プレイヤーが自然に伝統文化に触れる機会を創出しています。
特に、フォートナイトの主要なプレイヤー層である若い世代に対して、伝統文化を親しみやすい形で紹介できる点が注目されます。従来の観光PRや文化紹介とは異なり、インタラクティブなゲーム体験を通じて伝統産業の魅力を伝えることで、新たな文化発信の可能性を示唆しています。
マップを開発したゲームクリエイティブスタジオ「Cre8tFun」は、累計プレイ数1,140万回、ユニークプレイヤー数680万人を超える実績を持ち、2024年9月には資金調達を実施しています。
本マップ「KYOTO PROP HUNT」にはフォートナイトで島コード「5131-2512-2770」を検索するか、公式サイトから無料でアクセスできます。
(参考)プレスリリース