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業界動向 2021.02.17

MRやバーチャルオフィスで次世代のオフィスを、コクヨらが共同研究を開始

文具等で知られるコクヨ株式会社とテックファーム株式会社は、5Gを活用した次世代のオフィスワークに関する共同研究を開始します。ロボットやMR、バーチャルオフィスを活用した遠隔コミュニケーションを円滑にするソリューションなどを実用化も視野に開発予定です。

5GとロボットやMRを組み合わせ、オフィスワークの実現を目指す

テックファームはシステム開発を手がけます。本研究ではテックファームの5Gに関する知見とコクヨのオフィスに関する知見を組み合わせ、5Gを活用した次世代のオフィスワークの実現を目指し、ソリューションを開発します。研究はコクヨのラボ施設「THE CAMPUS」に整備された5G環境で行われます。

今回共同研究で行われるロボットやMR、バーチャルオフィスを活用した取り組みは以下です。

テレプレゼンスロボット活用の遠隔コミュニケーション

本取組は「テレプレゼンスロボット(ディスプレイと遠隔操作技術を組み合わせたロボット)」を活用した遠隔コミュニケーションを目指すもの。話しかけたい相手の位置をアプリで指定すると、自走式ロボットが相手の近くへ自動で移動、お互いに顔を見ながらコミュニケーション可能です。

事前に個人データを登録して顔認証を行うことで、誰がどこにいるかをマップ上に可視化することや、事前に座席を予約して利用する方式のホテリングも可能とのことです。

家具の3DモデルをMRで確認

本取組はコクヨ製家具の3DモデルをMRデバイス「Magic Leap 1」で表示、デバイスを通して家具を確認できます。これまで現地でなければ見ることができなかった試作品などが、遠隔地かつ複数人同時に確認可能です。

現実に近い形で体験できる「バーチャルオフィス」

本取組はこれまでオンラインで行っていた会議やプレゼンテーションなどをバーチャル空間に置き換えるというもの。3Dモデルはテックファームのグループ会社である株式会社ギャラクシーズの技術が採用されています。

(参考)テックファームホールディングス株式会 プレスリリース


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