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業界動向 2020.03.23

KDDI、商用5Gサービスの展開スタート。AR/VR体験も多数

KDDI株式会社は、次世代通信規格「5G」の商用サービスとなる「au 5G」の提供を開始します。提供は全国15都道府県の一部エリアにて、3月26日よりスタートする予定。この「au 5G」エリアは、2020年夏以降、全都道府県主要都市に展開を行う見込みです。

KDDIは「au 5G」を通し、エンターテイメントやスポーツ、アートなど日常のさまざまなシーンで5Gや先端テクノロジーを駆使した拡張体験「AUGMENTED EXPERIENCE」を提供します。

「au 5G」では、ARを活用した「AUGMENTED EXPERIENCE」や、VR/ARコンテンツを体験できる「auスマートパスプレミアム5G」を提供。auスマートパスプレミアム会員向けには、「映像・XR(AR/VR/MR)・クラウドゲーム、そして様々なリアル体験で利用できる特典が用意される」とのことです。

以下、「AUGMENTED EXPERIENCE」のうち、VR/ARを活用したものをピックアップします。

ARと様々なシーンを組み合わせた「AUGMENTED EXPERIENCE」

「AUGMENTED Walk」

「AUGMENTED Walk」は、渋谷を舞台にしたエンターテイメントプロジェクトの取り組みです。第一弾は、Netflixが独占配信する「攻殻機動隊SAC_2045」とコラボレーションし、渋谷の街中で同作品の世界観が再現されます。VR/ARヘッドセット「XR-1」を用いた「XRビューイング」、MRグラス「NrealLight」を用いた「ARタチコマ」、「インスタフィルター」などが予定されています。

「AUGMENTED Entertainment」

エンターテインメントの領域では、「au 5G LIVE」を通じて、開催場所となる現地をはじめ、ライブビューイングなどのサテライト会場、スマートフォンやVRデバイスなどの映像配信の3つの視点における拡張体験が提供されます。2D、自由視点、VRをリアルタイム/アーカイブで映像を楽しめるとのこと。

2020年7月には、ライブホール「Zepp Haneda (TOKYO)」では、au 5Gが導入。第1弾の取り組みとして、「SEKAI NO OWARI」の「Zepp Haneda(TOKYO)」公演で、au 5Gを活用したステージ演出が実施される予定です。

また、新しいライブパフォーマンスが可能な「SUPER DOMMUNE tuned by au 5G (仮)」が渋谷パルコ内にオープン予定です。こちらでは、世界中からDJ/VJのパフォーマンスに参加でき、脳はデータを使用した演出やスマホから視聴できるARストリーミングなどが行われる予定です。

「AUGMENTED Art」

「NrealLight」を通してアートを楽しめる「AUGMENTED Art」。この取り組みでは、デジタルヒューマン「MEME」と実在する人間とのコラボレーションパフォーマンスや、国宝「聖徳太子絵伝」が予定されています。

「AUGMENTED Sports」

スポーツの領域では、5GスマホやMRグラスを通して、選手スタッツを表示しながら試合観戦ができる観戦体験などが提供されます。名古屋グランパスエイトのホームスタジアム「豊田スタジアム」では、選手のシュート数や試合スコアをARで表示する取り組みが予定されています。

なお、「AUGMENTED EXPERIENCE」を体感できるコンセプトショップ「GINZA 456 created by KDDI」が銀座で2020年夏にオープン予定です。

(参考)KDDI株式会社 プレスリリース


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