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活用事例 2020.08.11

リモート教育を支援。企業向けのVRプラットフォームが公開

ロンドンを拠点とするスタートアップImmerseは、企業向けのVRプラットフォームVirtual Enterprise Platform(VEP)をリリースしました。新型コロナウィルスの流行で遠隔での研修が注目を集める中、既存の社内システムに統合可能なオープンプラットフォームを提供。VR教育の導入を促します。


(Immerseより)

既存システムやコンテンツを利用可

VEPは、エンタープライズ向けのVRプラットフォームです。その特長は、オープンなプラットフォームという点。企業の既存システムに統合し、セキュリティ対策を講じた上でシームレスに従業員へコンテンツを提供できます。コンテンツとしては、主にVRトレーニングを想定しています。

また対応するハードウェアには特に指定がなく、Oculus Questのような一体型ヘッドセットから、HTC ViveのようなPC向けヘッドセットまでカバーするとしています。

Unityベースのコンテンツであれば、既存のものでも同プラットフォームを利用することが可能です。ソフトウェア開発キットが提供されているため、自社でオリジナルVRコンテンツを作成することもできます。

DHL、GEグループも採用

Immerseは6年間かけプラットフォーム開発を行っており、ユーザーには石油大手のシェル、物流のDHL、GEヘルスケア等が名を連ねています。

共同創業者でありCOOのJustin Parry氏は、「VRは非常に強力な教育ツールです。当社は、可能な限り多くの企業にこのツールを提供したいと考えています。特に現在は、効果的なリモート教育に用いる技術がとても重視されており、企業は労働弾力性を高める方法を探っています」と、プラットフォームの意義を話しました。

(参考)PRNewsWireImmerse


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