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業界動向 2021.10.08

フェイスブックがソーシャルVR「Horizon Worlds」のクリエイター支援ファンド設立、約11億円規模

2021年10月7日、フェイスブックはソーシャルVRサービス「Horizon Worlds」(旧Facebook Horizon」のクリエイター支援のため、1,000万ドル(約11億円)規模のファンド設立を発表しました。併せてサービス名も「Facebook Horizon」から 「Horizon Worlds」へ変更されています。

「Facebook Horizon」が改名、クリエイター支援のファンド設立

「Horizon Worlds」は2019年9月末に「Facebook Horizon」の名称で発表された、フェイスブックのソーシャルVRサービスです。プレイヤーは自身のアバターを作成、バーチャルワールドに参加し、他のユーザーと一緒にコミュニケーションやゲームをプレイすることができます。専用ツールを使用して自分たちが参加する空間(ワールド)やゲームを作成することも可能。2021年10月現在、「Horizon Worlds」は招待制のベータテストが実施中です。

今回設立されたクリエイター支援ファンドは、今後1年にわたって「Horizon World」のクリエイターが最大10,000ドル(約111万円)の賞金を受け取れるコミュニティ・コンテスト、クリエイター向けに拡張されたアクセラレータープログラムや開発者向け資金提供等を行う見通しです。フェイスブックは今回の発表に際し、「ベータテストに参加したクリエイターたちのイマジネーションや創作性に感銘を受けた」「彼らをサポートするため、支援ファンドの設立を決定した」とコメントしました。

ワールド作成ツール等も更新、目指すは「Roblox」「Rec Room」か?

また今回の発表に際し、フェイスブックは「Horizon World」のワールド作成ツールをアップデート。UIやインタラクションの再設計、オブジェクトの把持方法等やテクスチャ改善、スクリプト機能の更新などを行っており、今後はテンプレートやチュートリアル、教育ハブなど「さらに多くの新機能をコミュニティに提供できるよう取り組んでいる」とのこと。「Horizon World」クリエイターの支援を資金・技術の双方から行う姿勢を見せています。

(参考) FacebookOculus Blog


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