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テック 2019.07.25

3Dホログラムを遠隔で投影 5G・Kinect・HoloLens活用

DataMesh株式会社とMXモバイリング株式会社は、第5世代移動通信方式(5G)の検証環境における「HoloPortation(※)」の実用化に向けた実証試験を行いました。本試験は、株式会社NTTドコモが提供する「ドコモ5Gオープンパートナープログラム」を通じたものです。

(※HoloPortation:マイクロソフトのセンサーデバイス「Azure Kinect DK」とHoloLensを用いて、撮影した物体の3Dホログラムを物理的な距離を越えて現実空間に投影する技術

「HoloPortation」の実用化を図る上では、高い精度で被写体を立体的に捉える技術と高速なネットワーク環境が必要とされています。

今回の実証試験は、「フレームデータサイズ、転送速度、FPSなどの統計データの収集」「HoloLensを通して、転送された3次元データの目視による確認」を目的に実施。第4世代型のAzure Kinect DKと5Gを活用し、HoloPortation伝送に成功しました。

本検証を通して、5Gネットワーク環境は4Gネットワーク環境よりも優れていることが認められ、またHoloLensで3次元データをリアルタイムで表示した体験は予想以上に優れていた、とのことです。

今後は複数台のAzure Kinect DKを同期させる検証に加えて、次世代版「HoloLens 2」を活用することで、より立体感のある洗練された形での実証実験も行う予定としています。

(参考)DataMesh株式会社、MXモバイリング株式会社 プレスリリース


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