Home » HoloLensで建築デザインを3D表現 議論検討やコスト削減に活用


テック 2018.02.26

HoloLensで建築デザインを3D表現 議論検討やコスト削減に活用

株式会社ハニカムラボは、マイクロソフトのMRデバイス「HoloLens」を用いた建築業界向けソリューション「ホロスケ」の開発を発表しました。「ホロスケ」では、3Dモデルの設計デザインを見ながら複数人でプランの確認・検討を行えます。

「ホロスケ」は株式会社ハニカムラボと株式会社ストレートによる共同開発。本ソリューションを利用することで、複数人でのリアルタイムな議論・検討やコスト削減など、建築模型を確認する手法への新たなアプローチを図る、としています。

「ホロスケ」では、まるで目の前に建築模型があるかのようにして確認が可能です。これにより、従来の3Dモデルデータでは理解しづらかったビジュアルイメージなどを分かりやすく把握できます。また、3Dモデルの表現だけでなく、ビジュアライズされた日照・温度・気流のシミュレーション結果もチェックできるなど、様々な機能を備えています。

そのほかにも3Dモデルを複数人で確認する際、各自の視線や見ている位置がマーカーが表示・可視化されるため、リアルタイムで議論しているポイントを明らかにできます。

HoloLensで表示される3Dモデルは場所を選ばずに利用できるため、従来のように建築模型用のスペースを確保する必要もありません。「ホロスケ」はパース用やBIM用といった3Dデータを活用して制作できるため、プレゼンコストの削減も期待できるとのことです。

「ホロスケ」の主な機能は以下のとおりです。
・複数人での3Dモデル確認
・モデルの移動
・モデルの拡大縮小(会議テーブル上でのサイズ~実際のサイズ 1/1スケール)
・各フロア単位の確認
・断面確認
・位置を特定するピンの付与、音声メモ(協議結果をデータ内に残す)
・日照/温度/気流シミュレーション
・天候シミュレーション


(各フロア単位の確認イメージ)


(断面確認イメージ)

(参考)株式会社ハニカムラボ プレスリリース


VR/AR/VTuber専門メディア「Mogura」が今注目するキーワード