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セミナー 2020.08.14

完全オンラインのGDC、参加者数は? 2021はリアルと併催へ

世界最大のゲーム開発者会議GDC(Game Developer Conference)は、8月にオンラインで開催されたGDC Summerの結果を報告しました。総参加者は減少したものの、1セッションあたりの視聴者が増加しています。

GDCは、毎年3月に開催されているゲーム開発者カンファレンスです。2020年は新型コロナウイルスの影響を受け複数企業が出展中止を表明、最終的に完全オンラインでの開催に変更されました。

参加登録は9,700名超

GDCの報告によると、8月4日から6日の3日間で、参加登録者は9,700名超。1セッションあたりでは平均で545名が視聴していたとのこと。

例年サンフランシスコ等で開催されるGDCには3万人近い来場者が訪れていますが、今年の参加登録者自体は小規模にとどまっています。一方、物理的なセッション会場の収容人数は最大で400名程度とみられています。今回の結果を見る限り、一度にセッションを聴講する人数は、オンラインの方が大い傾向にあることを示しています。

年末はバーチャルワークショップ開催

こうしたGDC Summerの結果を踏まえ、今後のイベントも引き続き新型コロナウィルスの流行を鑑み、オンライン開催を続ける見通しです。来年開催のGDC2021は、オンラインと実際の会場の併催。7月19日から23日の5日間、サンフランシスコのモスコーニ・センター及びオンラインでセッションや展示を提供するとのことです。

またこれに先立ち、2020年末にワークショップ等から成る”GDC Master Classes”をバーチャル開催します。さらに2021年3月には、Q&A;やインタラクティブな要素を取り入れたセッションイベント、”GDC Community Celebration”も行う予定です。

今後のイベントの詳細は、公式サイトにてアップデートされます。

併催断念のイベントも

新型コロナウィルスの影響を受けた大規模イベントの方針は様々です。世界最大のエレクトロニクス展示会CESは、2021年1月にリアルとオンラインの併催を予定していたものの計画を撤回。完全にオンラインで行うと発表しました。

(参考)GDC


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